那須:牧場&温泉
翌日、特に行くべきところもない我々は何となく近くの南ヶ丘牧場に行った。
広い駐車場はほぼ満杯状態で場内もかなりの人がいる。6月上旬の何でもない日曜日にこれでは夏休みなんかは相当な人出なんだろう。
定番のソフトクリームにも人が群がっている。そこに「ペロシキ」なる食べ物もあった。「ピロシキ」ではなく「ペロシキ」。買ってみた。揚げパンの中に味のない餃子の具みたいなのが入っている。ピロシキとは味が違う。だからペロシキか。
こんな看板があった。

見ると子供が紐を首に巻いたウサギをひっぱって遊んでいる。
これは動物虐待ぎりぎりだなあ。どうも動物園とか牧場の動物は見ているとかわいそうになってくる。
このままでは南ヶ丘牧場の中傷めいた文章で終わってしまうので、最後に書いておく。
ソフトクリームはおいしかった。
続いて昨日行った殺生石のさらに奥の有料道路を通って山の上の方まで何となく行ってみることにした。
ほぼ山頂らしいところまで来たので、さてどうしようかと思っていると、ツレがこの先に温泉があるから入ってみよう、と言い出した。どうしてこの先に温泉があることを知っているのか、急にイタコにでもなったのかと思ったが、実は以前、R社の旅行雑誌の取材で那須に来ていてこの温泉のことを知っていたのだった。
駐車場に車を置き、少し降りていくと崖にへばりつくようにして建物が建っている。
大丸温泉旅館。日本秘湯を守る会会員と書いてある。
へー。秘湯なんだ。
一人あたり1000円を払ってさっそく中に入る。川をせきとめて作ったという川の湯が名物らしい。
温泉の底には砂利が敷き詰めてあって、ところどころからお湯が湧き出ている。
入っていると上の方から裸のおじさんがタオル1枚を手に降りてくる。温泉は上にもあるらしい。
さっそく登ってみると全部で3段の高さに分かれていて、上から川のお湯が順々に流れてくることがわかった。秘湯という言葉のイメージほど野性的ではないが、面白い趣向だ。
上から戻ってくると若い女性がひとり、男のそばに寄り添って入っていた。あとで知ったのだが川の湯は混浴なのだ。
すぐ上で秘湯的なイメージを否定したばかりだが、やはりここは正真正銘の秘湯だった。
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