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2008年7月

奈良の山火事リス看板

最近、山火事注意看板のコレクターをやっている。それもリスのイラストのやつ。
コレクターといっても看板そのものを集めるのではなく、写真を撮っているだけだが。

まず、滋賀県と京都府の看板。

そしてこちらが長野県八千穂村の看板。

今回の奈良行きでまたリスの看板を見つけた。

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奈良は文化圏としては京都に近いのではないかと思っていたが、見比べてみると意外にも八千穂村のに似ている。いや、そっくりと言っていいかもしれない。まといの構え方、顔の向き、しっぽの位置、色、顔のすべてが一致する。
これと似てるんだけど、顔がなぜかいやらしい感じなのが滋賀県。
堂々としていて、一番心に訴えかけてくるのが京都府、
という分類になるか。

それにしてもどのイラストが本家なのだろうか。
謎は深まる。

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奈良仏像旅: はつだの牛肉弁当 2008.4

予定よりも早く京都駅に着きそうだったので、帰りの近鉄特急の中で携帯から予約していた新幹線の席を1時間ほど早い時間に変更した。JR東海のエクスプレス会員なので、ネットを使って予約や変更が簡単にできるのだ。便利な世の中になったものだ。

近鉄もネットから予約ができるというのがあって、近鉄特急は奈良に来るときによく使うから会員になっておくと便利か、と思っているが、そこまでしなくていいかとも迷いつつ、いつまでたっても会員にならずにいる。

京都の駅ビルも新しくスバコというエキナカが出来て、より便利になった。これまでは駅ビルの方の伊勢丹で帰りの新幹線で食べる弁当を買っていたが、今度からはここでも買える。ここも伊勢丹がやっているようなので、ややこしいのだが。
しかし、今日は駅ビルの伊勢丹で、予約してあったはつだの牛肉弁当を受取った。ここ最近の帰りの新幹線での定番となっている。

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さ、開けてみよう。

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ご飯の上にキャベツを敷き詰め、その上に牛肉を載せただけのびっくりするくらいなシンプルさだ。しかし、口に入れると、あぶった牛肉の香ばしいかおりが鼻に抜け、これが実にうまい。シンプルであるがゆえに味の印象も強く、また食べたくなってしまうのだろう。

東京駅で乗り継ぎ電車を待つ間の暇つぶしにと思って、構内の本屋に入って見つけたのが『陰陽師』
安倍文殊院で貰った晴明のことが書かれた冊子の影響を受けて、つい買ってしまった。
面白いとは思ったけど、このシリーズを読破しようというほどの気にはならなかった。

(奈良仏像旅 2008.4 おしまい)

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奈良仏像旅: 安倍文殊院 2008.4

景色が完全に景色として少しも面白みのないごく普通の住宅地になったところに安倍文殊院があった。有名なお寺だが、来るのは初めて。どんなところかわくわくする。

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朱のあざやかな門。
最近塗り直したらしいが、門の木はかなりぼろぼろな感じだった。

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拝観を申し込むと有無を言わさず、抹茶とお菓子が付いてくる。
そんなこととも知らずに、さっきだんご庄のだんごを食べたばかりだ。

お菓子には五芒星が付いている。この寺は安倍晴明の生誕地でもある。
晴明ブームにあやかろうとしているのか、境内至るところにこの五芒星があって、特に晴明に興味を持っているわけでもない自分にはちょっと食傷気味だった。

食傷気味と言えば、お菓子の方も。いや、ありがたく抹茶で流し込み、本堂に向かった。

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お目当てはこちらの文殊菩薩五尊。
文殊菩薩は大きな獅子の上に座る。獅子の足下から文殊の頭までは7メートルの高さがあるという大きなものだ。優塡王(うでんおう)は獅子の首につけた紐を持ち、僧形の須菩提(すぼだい)と老人姿の維摩居士(ゆいまこじ)は脇に立つ。そして、手前には文殊菩薩を合掌しながら見上げる善財童子(ぜんざいどうじ)。この5人構成の文殊パーティを渡海文殊という。
作者は快慶。
上の写真の右側が文殊菩薩で、左が善財童子。
文殊は快慶の特徴であるきりっとした理知的な顔をしているが、善財童子は快慶らしさが出ていない。
運慶はすごく子供らしいはつらつとした童子像を多く造ったが、快慶はこの像を見る限りでは苦手だったようだ。正直言ってぜんぜんかわいくない。
前の本で運慶は子供好きだったのではないか、と書いた事があるが、快慶はその逆で、一流の腕を持っているが、人付き合いが苦手な孤独な職人タイプだったのではないかとこの像を見ると思えてくる。

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境内には稲荷神社や白山神社などの神社があったり、

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安倍文殊院東古墳と西古墳の2つの古墳があったりする。
西古墳は中に入れるようになっていて、中には身代わり不動が立っている。

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石仏も多く祀られ、

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花の広場には毎年花でその年の干支を作るというジャンボ絵馬。

境内各地にある御利益巡りのスタンプを押すと貰えるというので、全部で5箇所廻って『安倍晴明生誕伝承物語』という冊子と五芒星入りの念珠をいただいた。
帰りの新幹線でこの冊子を読んだが、なかなか面白い。最後のページに筆者の写真が出ているが、これを見て「えっ。このおっさんがこんな女性口調の繊細な文章を書くの?」とうなってしまったのは秘密である。

境内は散策を飽きずにいろいろと楽しめるように考えられていて、なかなか楽しい。
上から目線でない庶民に開かれたお寺、今の日本仏教にとって、いや、おかしな事件が増えてしまったこの国にとって必要だと思う。

安倍文殊院

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奈良仏像旅: 聖林寺〜安倍文殊院 2008.4

聖林寺を出て安倍文殊院まで歩く。

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石仏や石碑が立ち、

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いい感じの道が続く。

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そしてまた石仏。

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杉玉のさがった造り酒屋が見えてきた。

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おや?何か書いてある。

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「NHKドラマ ダイヤモンドの恋 田端旅館」
あ、これは、見た事がある。
浅野温子主演で桜井周辺が舞台で遺跡発掘をする話が出てくるドラマだ。
ダイヤモンドの恋

ここだったのか。

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メスリ山古墳。
大きな鳥居も見える。近くまで行って見たかったが、あまり時間もないので素通り。
古墳時代前期の前方後円墳で、長さは200メートルを超えるという。
石室からは鏡、車輪石、玉などいろいろなものが出土した。墳丘上には古墳を囲むように埴輪の列も見つかっている、同時期の古墳の中でも最大級のものだ。

メスリ山古墳
メスリ山古墳

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奈良仏像旅: 聖林寺 2008.4

八木駅近くのタクシー乗り場からタクシーに乗り込み、行き先を告げた。
「聖林寺まで」
「ショウリンジ?」
「ええ、十一面観音で有名な」

通じなかった。。。
結局、手持ちの地図を見せて行ってもらった。仏像界では有名なこの寺も、一般の人は知らないのかとショックだった。桜井駅からならともかく、八木からタクシーで聖林寺に行く人などいないのだろう。

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この聖林寺の看板、懐かしい。ここに来るのは7,8年ぶりだ。

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この石垣の上に寺はある。
わくわくする気持ちを抑えながら坂を上る。

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門に着いた。ここの昔と少しも変わらない。

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初めて見たときはずいぶんとびっくりした本堂におわす本尊の巨大で真っ白なお顔の地蔵石仏。この像もだいぶ見慣れた。いつもは気持ちを抑えきれず上の観音堂へとそそくさと向かっていたが、今日は本堂で気持ちをクールダウンさせる。
あまり本堂の中をじっくり見る事はなかったが、よく見ればこちらにもいろいろな仏像が祀られている。地蔵の両側には掌善・掌悪童子という他にはあまり見られない名の童子が配され、隣には阿弥陀三尊像、その反対側には不動明王や毘沙門天像。如来荒神坐像といういかにも神仏習合的な像もあった。形としてはきらびやかに飾り立てられ、6臂の手には金剛杵などを持つ密教の像だ。

縁側に出て見た。

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上の写真の右側は三輪山のなだらかな稜線。左奥のこんもりした長細いのは箸墓の前方後円墳だ。
なんという贅沢な景色か。

そろそろいいだろうと、本堂を出て、上の観音堂に上った。
お目当ての十一面観音が小さな堂内の中央に立っている。
大神神社の神宮寺である大御輪寺の本尊だった像だ。かつてはいまは玄賓庵の不動明王と法隆寺の地蔵菩薩を両脇に配して立っていた。その寺が明治の神仏分離令で廃寺となり、聖林寺に運ばれてきた。
白洲さんの『十一面観音巡礼』によると、寺の縁の下に捨てられていたこの像を発見したのはフェノロサで、聖林寺の住職と相談してこの寺に置く事に決めたのだという。フェノロサは像を運ぶ大八車に寄り添いながら寺まで歩いてきたという。

顔はところどころ剥がれた金箔もあって、厳しい顔をしている。しかし、繊細な指先や豊満な肉体など柔和で優しげな表情も見せる。それはまさしく神の厳しくも慈愛溢れる姿を表したかのようだ。厳しい顔も座って見上げると頬のふくらみがさらに強調されてやわらかい表情になる。胸のふくらみや腰のキュッとしまったくびれなどは女体を見ているかのようで、エロチックだ。

和辻哲郎など多くの人が称賛してきた美の像。
いつまでも白痴になったように見ていたいが、そうもいかない。
お堂を出るときに振り返ってみたら、なぜか十一面観音が寂しげな顔をしていた。いや、寂しいと思ったのはこちらの方。もう一度振り返ってみたら、もとのお顔に戻っていた。

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訪れたのは4月29日。
鯉のぼりが大和の風に翻っていた。

聖林寺

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奈良仏像旅: だんご庄 2008.4

翌朝、まずは大和八木駅近くのだんご庄に立ち寄った。ネットの某所でうまいとの評判を見たからだ。

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店の奥でおばさん達がせっせとだんごを作っているのが見える。
8本入りのを買った。

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別袋に入っているきなこを食べる直前にかけるようになっている。
評判通り、ほどよい甘味と柔らかい餅がうまい。
一人で紙袋2,3個分買っている人もいたが、それだけのことはある。朝早かったので並んでいる人はいなかったが、時間によってはずらっと行列が並ぶそうだ。

最終日の今日は聖林寺までタクシーで行き、桜井駅まで歩きながら安倍文殊院に寄る予定だ。
このだんごも聖林寺から安倍文殊院まで歩いている途中で胃袋に収まる事になった。

だんご庄八木店

だんご庄

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奈良仏像旅: ビジネス観光ホテル 河合 2008.4

柳本駅からちょうどのタイミングで来た桜井線に乗り込み、畝傍駅で下車。今日の宿に向かう。

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畝傍駅。初めての駅だと思ったが、そういえば何年か前にこの駅、降りた事がある。
あのときは何をしていたんだったろう。
そうだ、香久山に登ろうとしたのだが、あまりの激しい雨に断念し、このあたりをうろうろしていたんだった。

この駅の北東から大和八木駅の南東の一画に古い街並みが残っている。

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上の写真のような建物がごく当たり前のように建っていて、すごく面白い。
この近くだと今井町にもこういう古い集落があるが、今井町はちょっとテーマパークっぽい人為的なわざとらしさを感じたのに対して、こちらはごく普通に人が暮らす普通の街並みという感じがある。

今日の宿は ビジネス観光ホテル 河合
表は周囲の古い木造の家とは似合わない鉄筋コンクリートの無粋な建物。

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1階の和室10畳の部屋で、茶室のある庭に面していた。

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庭にはお稲荷さんらしい鳥居もある。

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料金安めのビジネスホテルだが、室内の普請は凝っている。

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本物の材を使ったちゃんとした和室の部屋だ。

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夕食は大和八木駅近くの近鉄百貨店で。
このあたりまでくると、急に古い木造住宅はなくなり、新しく開発されたどこにでも見られるような景色になる。

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宿に戻る途中、道に迷ってまるで違う方向に行ってしまったが、このKintetsuのネオンサインが役に立った。

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朝、庭には猫達がやってきていた。

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それと露な姿のおばさんも庭を通過していった。

この部屋、掃除が行き届いていれば文句はなかったのだが。
特に水廻りのカビなどが結構気になるところ。


ビジネス観光ホテル 河合

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奈良仏像旅:御陵餅本舗 2008.4

崇神天皇陵の前にある御陵餅本舗。
たまたま見つけて入ってみた。

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入ると白い丸首シャツのおやじが出てきた。
何を買ったか忘れてしまったが、たしかおはぎではなかったか。
買ったものをここで食べていってもいいかと聞くと、
「うちは持ち帰り専門なんでね。」とにべもなく断られる。
店内には緋毛氈を敷いた腰掛けがあり、手洗い用の水道もあるのになあと思いながら、買った品物を持って店を出た。

柳本駅に向かって歩く途中にある黒塚古墳の周囲が整備され、公園のベンチもあったので、そこで餅を食べることにした。
店のオヤジは愛想なしだったが、この餅、ものすごく柔らかくてうまかった。
近くに寄ったらまた買いに行きたいくらいだ。

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黒塚古墳にも寄っていきたかったが、資料館はもう閉まっているし、また今度ゆっくりと見に来る事にしよう。黒塚古墳は33枚もの三角縁神獣鏡が見つかったことで知られていて、ずっと見てみたいと思っている古墳のひとつなのだが、また今回も素通りとなった。
ここの資料館にはこの間までやっていたテレビドラマの鹿男にも出てきていた。

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柳本駅付近も古くて美しい建物が多かった。
このあたりもまたゆっくり散策したいところだ。

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奈良仏像旅:長岳寺 2008.4

天理市トレイルセンターの先に今日の最後の目的地である長岳寺があった。天理市トレイルセンターとは無料の休憩所のことだそうだ。トレイルとは何だかわかりにくいが、最初読み間違えたようにトイレセンターと思えばわかりやすい。ただの休憩所でないのは、そこに黒塚古墳や市内の古墳の解説が書かれていたこと。三角縁神獣鏡や刀剣のレプリカも展示してあって古墳小僧でもある自分にとっては、なかなか面白い。

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上の門は、貰ったパンフレットには大門と書かれている。
大きくはないんだけど。。。

受付の裏の庫裏の玄関の欄間(と言っていいのかわからないが)にはふにゃふにゃの
不思議な模様が入っていた。

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いまは庫裏と呼ばれているが、この建物はかつての地蔵院で整備された庭を持つ書院造の様式。

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緋毛氈には前の客の飲んだお抹茶が置かれていたので、素知らぬふりをして写真におさまってもらった。

かつての地蔵院本堂であった延命殿と呼ばれる建物には普賢延命菩薩が安置されていた。
4頭の白象の上に置かれた蓮華座に座る多臂の像だ。

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日本最古の鐘楼門。
この寺唯一の創建当初の建物だそうだ。

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本堂。こちらに今日の目的の阿弥陀三尊像がおわす。
真ん中に本尊の阿弥陀如来像。平安時代末期の作。
年代のわかっている中では一番古い玉眼の入った像だ。
衣文の彫りの深さなどが平安時代後期に流行った定朝様(じょうちょうよう)とは明らかに違い、鎌倉時代の様式を備えている。
両脇には観音、勢至菩薩。蓮華座の上に座り、それぞれ外側の足を踏み降ろしている。
右側の観音菩薩はきりっとしたつり上がり気味の目をした理知的な顔をするのに対して、左側の勢至菩薩はより穏やかでやさしげなお顔をしている。

さらにその左右には増長天と多聞天。いずれも邪鬼をしっかりと踏みつけている。
特に多聞天の邪鬼は赤い口を開けて敵意を剥き出しにしているのが興味深い。
この二体もまた廃寺になった大御輪寺から移されてきたという説があるらしい。

本堂を出ようとふと見上げると、うっ。血天井ではないか。
はっきりと足跡が付いている。
京都ではよくあるが、奈良にもあったとは。。。

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境内奥には石像物が並ぶ。

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古墳の石棺を使って彫ったという弥勒菩薩像。

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小さな石仏が並ぶ。

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軟らかい夕日が苔を照らしていた。

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寺を出て最初の大門を出てまっすぐ行くと根上がりの松があった。
松の本体はすでに枯れてしまって根だけが残っているということだが、何だかものすごい迫力がある。
生命の営みが作り上げた崇高な造詣。

長岳寺

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奈良仏像旅:檜原神社〜崇神天皇陵 2008.4

玄賓庵を出るとすぐに、ガイドブックには必ず載っているこの石碑がある。

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いかにも山の辺の道、といった風情を感じさせて、嬉しくなってくる。
少し歩けば檜原神社。
まっすぐ西を向いている鳥居。

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そこにあった投稿箱には。。。

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鳥が巣を作っているという張り紙。

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しばらく行くと景行天皇陵が見えてくる。
巨大な前方後円墳で、上の写真の右側のふくらみが後円部だ。

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無人の販売所で売られていたイチゴを買い、つまみながら歩く。朝取りイチゴとあるだけに、新鮮でおいしいが、箱に長崎と書かれているのが気になる。ここは。。。どこ?

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櫛山古墳前の池。
別世界のように静かなところだった。

先に進むと斜面から木の枝を杖代わりにして人が降りてきた。
降り積もった枯れ葉で滑りやすいので、これをどうぞと持っていた木の枝を手渡された。

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その斜面は櫛山古墳で、気がついたら墳頂に向かっていた。

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墳頂付近。
結局、古墳をぐるっと1周してもとの道に戻った。

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崇神天皇陵。
崇神天皇(この時代は大王と呼ぶべき)は三輪山の西麓に都を置いて大和朝廷の基盤を作った。古代の天王の中でも特に呪的な話が多く、気になっている天皇だ。この古墳は古事記に「御陵は山辺道の勾の岡の上にあり」と書かれているものと考えられている。

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